桐葉・桑白皮研究室Leaves of paulownia,Mulberry Root

データで実証①『桐葉エキス』のチカラ

桐葉エキスを使用した女性型脱毛症臨床試験結果

84%の患者に改善効果が見られました。

細胞培養系実験で培養ヒト毛包細胞増殖促進作用のあることがわかった桐葉エキスを使って、実際に女性の方に使用してもらい、女性型脱毛症に対する効果を測定しました。その結果、84%の症例で効果が得られました。

とくに48%の症例では脱毛部分の面積が半分以下に縮小し、被験者の満足度も非常に高くなりました。また、副作用はとくに認められませんでした。

初期・中期からの治療が効果的

これまで女性型脱毛症に対する育毛剤は、毛包への血流改善剤、毛母細胞や毛包細胞への細胞賦活剤、抗男性ホルモン剤などがありました。これらの効果については、それぞれの臨床試験のデザインがそれぞれ異なり、単純には比較できませんが、今回の桐葉エキスによる著明改善の割合が大きく、患者の満足度が高いのは事実です。

年齢別改善度では、中高年層で著明改善が見られたことの理由は、ひとつには男性ホルモンの影響が推測されます。つまり高年層で加齢に従って脱毛する場合は、毛根部での男性ホルモン活性がすでに低下しており、若いうちからの脱毛には遺伝的素因が強いと考えられます。また、病期別では、初期、中期で高い著明改善が見られましたが、これは脱毛が進行してしまうと、毛根部が元の健康な状態に戻るのが難しくなるのではないかと推測されます。

これらのデータから、最も治療効果が期待できるのは、中高年層の初期・中期の患者だと考えられます。特に、高年齢層(60才以上)は更年期もすでに終わり、ホルモンの影響は少ないようです。ということは、若いうちから末期に至らない、中年期までは脱毛予防に努め何とか初期・中期に抑えるということが、脱毛に至らない最も大切なポイントのようです。

臨床試験概要

被験薬剤

桐葉を熱水で抽出し、得られたエキスを0.5%(W/V)で50%エタノールに溶解する。

対象

頭頂部に透見できる脱毛巣を有する女性型脱毛患者(22歳~83歳)25例。
病気分類:初期/9例、中期/13例、末期/3例
年齢分布:~39歳/1例、40~59歳/6例、60歳~/18例

外用方法

1日2回、1回2mlを幹部に外用。外用期間は3ヶ月以上。

併用療法

効果判定に影響を及ぼす薬剤(各種育毛剤、ステロイド剤etc)の併用禁止。

臨床評価
観察項目

軟毛、硬毛の新生について観察、被験薬剤使用前後の写真で効果を判定。

  • 養毛剤の臨床効果の評価法としてはダイレクト・ヘアカウント法、コンピューターの画像解析法などがあるが11)12)、煩雑な外来診療中でも比較的手軽に施行できることと、患者にも改善の様子が実感できることから写真判定法を選択。
  • 写真判定のうち6例については、目視による効果判定の正確さを確認するため、画像解析を行った。解析方法は、まず画像を白黒反転し256階調のグレースケール画像に変換、任意の面積当たりの黒部分の面積を数値化して治療前後の数値を比較した。結果は、写真判定とほぼ一致した。
改善度

著明改善(脱毛部の面積が治療前の半分以下になる)、改善(脱毛部の面積が減少するが治療前の半分以下にならない)、改善せず(不変あるいは脱毛が進行する)

  • 改善度は特定部での硬毛・軟毛の新生を見る方法もあるが、実際に毛の直径を測定することは大変なので、治療前後での脱毛部面積の縮小13)の様子で効果を判定。抜け毛の減少についても被験者の主観も入り測定が不確実なので採用せず。

桐葉エキスによる【改善例】

  • 73歳女性

  • 41歳女性

  • 36歳女性

  • 67歳女性