桐葉・桑白皮研究室Leaves of paulownia,Mulberry Root

薄毛・脱毛の予防ケアのために

脱毛はまず予防から ―女性は生活習慣が薄毛・脱毛に影響―

脱毛にはさまざまな原因がありますが、健康な頭髪を保つには、それを作る頭皮を健康に保つことが基本です。頭皮を清潔に保ち、血流を良好に保ち、毛根に栄養が行き届くようにしなければなりません。日常生活の中での過度なストレスは、抹消の血流を悪くする要因です。
また、極端なダイエットは栄養バランスが崩れて、頭皮の健康も損なわれます。このように髪にとってマイナスな要因をなるべく取り除いてあげることも脱毛予防のために大切なポイントです。生活習慣の改善や正しいヘアケアは、少しの努力でできることです。

女性の薄毛の原因

ブラッシングマッサージ

過度なブラッシングは控えましょう

ブラッシングは、従来、ヘアケアの基本と考えられてきました。しかし、頻繁なブラッシングは頭皮を傷つけ、摩擦で毛小皮が剥離するため、毛先→中間から毛先→根元から毛先の順に、1日20~30回の軽いブラッシングが推奨されています。また、マッサージは頭皮の緊張を緩め血流を良くする働きがありますが、薄毛の場合、強くマッサージをすると頭皮を傷つけ逆効果です。正しくは、両側頭部の皮膚を指腹で押し上げ、頭頂部の皮膚を緩め、次に同様に前頭部、後頭部の皮膚を押し上げます。特に入浴時などリラックスしている状態でのマッサージは効果的です。

シャンプー

毎日のシャンプーや界面活性剤入りのシャンプーは避けましょう

ヘアケアの基本は、髪や頭皮を清潔に保つシャンプーです。しかし、毎日のシャンプー(特に朝シャン)や合成系の界面活性剤配合のシャンプー剤は地肌にダメージを与え逆効果です。抜け毛の原因には“フケやアカによる毛穴の閉塞”はもちろん、“過度の洗髪による皮膚障害”も考えられ、頭皮を清潔に保つ必要最小限の洗髪がポイントです。育毛効果を考えると、毛母細胞が最も増殖する午後10時から午前2時の前、つまり就寝前の洗髪を3日に1度、脂症の人でも2日に1度程度が良いようです。ただしフケ症の場合は、しっかり洗髪することが肝要です。

ドライヤーの使用

熱風を直接地肌に当てないようにしましょう

人の細胞は熱に弱いのでドライヤーなどの熱風はなるべくあてないようにしたいものです。使用する場合は、ドライヤーをできるだけ髪から離し、1カ所に集中させないように気をつけしましょう。

パーマ・ヘアカラー

パーマは毛髪にダメージを与えます

パーマはアルカリ性の第1液で毛のシスチン結合を還元・切断し毛をカールさせて固定、第2液で酸化・再結合させ.るため、毛髪に大きなダメージを与えます。酸性パーマは1液を酸性にしたもので髪を傷めにくいですが、長時間処理や加熱処理が必要で、やはり悪い影響を与えます。できればかけない方が良いという結論になります。また、ヘアカラーはパーマほど害がありませんが、酸化系永久染毛剤も非酸化系永久染毛剤も髪へのダメージがあります。

良質なタンパク質と適度な運動

バランスの良い食事と適度な運動は髪のためにも大切です

髪に良い食生活で何より大切なのは栄養バランスの良い食事。ケラチンというタンパク質からできている毛のために、日頃から大豆や魚などの良質なタンパク質をしっかり摂ることを勧めます。毛髪や頭皮に良い栄養素は、まずレバーやほうれん草などに含まれる鉄分、不足すると髪がパサツキます。(ビタミンCは鉄分の吸収を助けます)胡麻やナッツ類に含まれるビタミンEも血をドロドロにする過酸化脂質を抑え、毛母細胞への血流をスムーズにし頭皮の血液循環も良くします。
健康に留意しない極端なダイエットは栄養的に偏っているので、身体だけでなく毛細胞も栄養失調状態になり、成長期を維持できない毛は休止期毛になって、脱毛へと進みます。生活習慣病を防ぐためのダイエットは必要な場合もありますが、できれば運動でエネルギー代謝をあげ、脂分・塩分を控えるなどの方法でコントロールすることを心がけたいものです。体脂肪を燃やすにはウォーキングが効果的で、筋肉を伸ばし身体の柔軟性を保つストレッチは血行を促進し疲労回復を早めたり、蓄積するのを防いでくれます。

アルコールとタバコ

過度な飲酒とタバコは髪の敵です

適量のアルコールはストレスを解消し、さらに頭皮の血流も良くします。しかし、定量を超えると逆に血液循環が悪くなり、毛髪にも悪影響を与えます。タバコについては、タバコのニコチンが血管を収縮させてしまうのです。もちろん頭皮の血液循環を阻害しますから脱毛症にも良いわけはありません。さらに毛髪に必要なビタミンCを破壊するというおまけつきです。